なんでこのタイミングで話しかけてくるのでしょうか?

子育ての真っただ中は、毎日とても忙しいですよね。

下の子が生まれて兄弟育児になると
更に時間に追われる毎日に拍車がかかります。


ママも仕事から帰って食事・洗濯・寝かしつけ…
あっという間に23時なんてこともあるかもしれません。

下の子が寝たと思ったら、そのままママ自身も寝落ち…


「そんなタイミングで、上の子が寝落ちしている私のところにきて
話しかけてきます💦」


「もう眠いし、毎日疲れているものあって、
イライラしてしまって、苛立ちながら聞き流したり
冷たくあしらったりしてしまう事が多いんです💦」


そんなサポート生さんからの相談でした。


なんでこのタイミング?!

そう思いますよね。
もう23時。

明日も早いから、ママはもう限界です💦


だけどこれって、お子様の心を想像してみると、




ちゃんと時間を選んで話しかけているんです。




そのお宅にはお子様が3人いて、
まだまだ下の子に手がかかる育児期間なんですね。


それもわかって、
普段は遠慮している上のお子さんが、


自分が話をする為に、
お母さんを独り占めできる唯一の時間は
『23時ころ』
と分かっているので


お母さんが寝落ちしていようが、話をしに行ったという事です



その子にとっては
自分だけを見てもらえるかもしれない、貴重な時間なんですね。



「上のお子様のその行動にはそういう気持ちが隠れていますよ。」 


とお伝えすると、
サポート生さんはすぐに行動されました。


「今日は話をきくね」

ある日、同じように寝かしつけ後に話しかけにきたお子さんに
「今日は話をきくね」と言って
半分寝ていた身体を起こして


ノートとペンをもってお子様と
別のお部屋へ移動。



「いつも話をきけていなかったから
今日は、アドバイスとかしないできくね。」



と、
ノートとペンをもってメモを取りながら
1時間ほど話を聴いたそうです。




すると、思春期真っただ中のお子さんが
自分が今困っていることを一生懸命話してくれたそうです✨



そして、話しただけですっきりしたのか
「聴いてくれてありがとう。おやすみ。」
とニコニコ😊して自室に戻ったんだそうです。



話を聴いてあげると、こんなに喜ぶんですね

上のお子様に、どうしていつもこの時間に話してくるの?

と尋ねていただくと
「下の兄弟が寝た時間だから」


と、私が伝えていた通りの返事が返ってきたそうです。



子どもは親のことをよく見ているんです



思春期とはいえ、
やっぱり、自分のことを伝える時間は持ちたいものです。



それに気づけたことで、
これ以降も、たまに
寝落ちする前に、上のお子さんと二人で話をする時間を持っているそうです😊💕



ちょっとした気づきが
親子関係を改善させていくのですね✨


皆さんのお子様はどうですか?

もし、これを読んで下さっている読者様のお子様が
いつも決まったタイミングで話しかけてくるようでしたら、



どんな気持ちが隠れているのかな?
と想像してあげてください。



何か気づきがあるかもしれません✨

この記事を書いた人

しおたひとみ

育児を通して本当の自分と向き合うことになった30代の母親です。
穏やかな性格だった独身時代には、
自分とは無縁と思っていた「怒り」という感情。
しかし結婚して子供を授かり育てていくうちに、段々と理想と現実のギャップに苦しみ、子供を愛しているのかさえわからなくなっていき精神状態は最悪に。
又育児環境も、両親との同居、4度の転勤など変化の多い中
イライラをコントロールすることができずに悩んでいました。
そんな時テレビで紹介されていたアンガ―マネジメントに出会い、
藁をもつかむ思いで学び始めた事をきっかけに
その後日本ではまだ少ない怒りの専門家としてアンガ―マネジメントを伝えていく為、ファシリテーターの資格を取得。
自分自身も日々イライラコントロールのトレーニング中ではあるけれど、
今はイライラすることはほとんど無く、大好きな子供たちと笑って過ごせるようになりました。

現在男の子3人、女の子1人の母。
お母さん向けのネットショップ運営中。
2016年12月から、地域で子供食堂をはじめました。
「過去の自分と同じような精神状態の、育児中のパパやママをサポートする事・頑張っている子供の身近な相談相手になる事・人と人を繋ぐ事」
をモットーに個人で活動中。