4年生で大人が信じられなくなった

私のかわいいお客さまの話


私の小学生のお客さまのお話をします。


その子は

『自分の気持ちをもっと落ち着かせられるようになりたい。
そうしたら、あんまり怒らないでいられるかなって…』

とママと一緒に
私の相談のお部屋に来てくださいました。



今回で2期目のセッションになります。
前回は2年前。


今はもう5年生です。
前回教えてあげた、気持ちの落ち着かせ方を
今でも実践して頑張っていたそうです。



ただ、4年生の時は、
先生との関係が上手くいかなかったようで、


友だちとケンカになった理由を言おうとしても
「あなたが悪い」と決めつけられた。


『ぼくを差別しているみたいだった。
だから、もう諦めた』
と話してくれました。




私のところでは、自分の気持ちを
しっかり言葉にしてくれます。
他の子よりもずっと上手なんです。


学校では話せない。
それは安心できないからかもしれません。

気持ちを言葉にできないことで
そのイライラが自分の中に溜まり
爆発してしまう事があるよね。

4年生の時、とても苦しかったんだね。
自分を責めて過ごしてきたんじゃないのかな?
とたずねると


その子は「うん」とうなずきました。


また、お母さんとの信頼関係はしっかりあるのを感じるのですが、
どこか不安定さも感じるのです。



気持ちを伝えられなかった4年生を過ごして
大人を信じられなくなっている


私が親御さんに伝えたのは、
自分の意見や気持ちを
親はもちろん、親以外の大人にも
聞いてもらいましょう。




どんなことでもいいから、
意見や考えを聞いてもらう時間を
日常の生活の中で作っていきましょうと
ママと話し合いました。



「これどう思う?」
「どうしたらいいかな?」

で大丈夫。

本人が自分の考えを言う練習なので、
どんなことも言わせてあげて下さいね。




そう伝えるとママから


こういう風な言葉が出てきたらどうしたらいいですか?
こう言われたらどうしよう…


不安な気持ちも出てきましたね。



一つずつで大丈夫なので、
一緒に取り組んでいきましょうね♡





話を聴いてもらえる練習をすると
感情のコントロールが上手になります。

お子様の問題行動もぐっと減っていくんですよ!



お困りのことがありましたら、
いつでもご相談ください✨
いつでもお待ちしています。

この記事を書いた人

しおたひとみ

育児を通して本当の自分と向き合うことになった30代の母親です。
穏やかな性格だった独身時代には、
自分とは無縁と思っていた「怒り」という感情。
しかし結婚して子供を授かり育てていくうちに、段々と理想と現実のギャップに苦しみ、子供を愛しているのかさえわからなくなっていき精神状態は最悪に。
又育児環境も、両親との同居、4度の転勤など変化の多い中
イライラをコントロールすることができずに悩んでいました。
そんな時テレビで紹介されていたアンガ―マネジメントに出会い、
藁をもつかむ思いで学び始めた事をきっかけに
その後日本ではまだ少ない怒りの専門家としてアンガ―マネジメントを伝えていく為、ファシリテーターの資格を取得。
自分自身も日々イライラコントロールのトレーニング中ではあるけれど、
今はイライラすることはほとんど無く、大好きな子供たちと笑って過ごせるようになりました。

現在男の子3人、女の子1人の母。
お母さん向けのネットショップ運営中。
2016年12月から、地域で子供食堂をはじめました。
「過去の自分と同じような精神状態の、育児中のパパやママをサポートする事・頑張っている子供の身近な相談相手になる事・人と人を繋ぐ事」
をモットーに個人で活動中。