【ある子からの相談】
先日話を聞いたお子さん。
その子はネットで、
「悪口」を検索していました。
日本語を他の国の言葉に変えて
調べてそれを一覧にしていました。
何気なく話しながら
「そういう言葉になるんだね。
ちょっと怖い言葉もあるね。」
などと言葉をかけながら
隣に行きました。
怒られなかったことにホッとしたのか
ぽつぽつと話しだしました。
「学校で嫌なグループがいて
よく弱い側がからかわれるから
こうして相手にわからない悪口を
言ってみんなで落ち着くようにしてるんだ。」
とその子。
「いやなグループは、どんなことをするの?」
「先生のいないところで弱い側をあおったり、
意地悪をしたり、蹴ったりもする。」
「え!私が側にいたら、絶対止めに入るのに…
それは悔しいね。見てるのも辛いよね。
それで君はどう過ごしているの?」
「もう見ていられなくて数日前に先生に言ったんだ。」
「そうだったんだね。それはすごく勇気のいる事だったよね。頑張ったんだね。
先生に言ったことで、あなたが危険な目に合わない?
私にできることある?学校に相談に行けるように考えようか?」
「大丈夫。たぶん大丈夫(笑顔)。
先生が知ってくれたから。」
「わかった。次に会う時に、どんな状況になっているか教えてくれる?ひとみ先生すごく心配だから。何か良くない状況だったら、助けられるように考えておくから。」
「うん。わかった。」
こんな会話をしました。
この子は
一見悪い行動=悪口を外国語に変換して調べている
という行動がありましたが、
これは、まさにこの子の「サイン」であり、
勇気を出して先生に伝えに行った後に
自分を肯定するための行動だったかもしれないし
お守りのように言葉を並べていたのは
使うための言葉ではなくて、
意地悪されている友達と結束するための
言葉だったかもしれません。
そう思うと、
ここで私が
「否定する」でも「肯定する」でもなく
「受け入れた」だけで、
ホッとして、自分の置かれている現状を
話し出すことができました。
その後、先生が介入してくださって、
強い子達からのいじめは収まったようです。
ひとまず安心できていると報告してくれました。
子どもの「サイン」
それは
あちこちに表れていて
全てを拾う必要はないですが、
見逃すと大変なこともあるのです。
この子(高学年)がとった
【先生に伝える】という行動は
まだ大人に期待している証拠です。
先生に伝えることは、
高学年になると簡単にはできないのです💦
次は自分がターゲットになるかもしれないし、
聞いてくれなかったらどうしようと怖いのです。
大人を信じて頼ってくれた時に
力を出して仲裁に入れる大人でありたいと思いませんか?
大人を信じられなくなる時は
小学3年生ころから始まります。
そしていじめ問題は
対応は早ければ早い方がよいです。
事実が分からなくなってしまうのです。
とるべき道がどんどん減ってしまいます。
子どもの心の傷が深まる前に
話せる環境を整えて、聞いていきましょう。
また、大人がカッとなって攻撃的になる姿も
子どもはまた傷つきます😢
かっこいい大人じゃなくでもいいので
本人の気持ちを聞き取って
一緒に考えてくれる大人を子ども達は待っています😊✨✨
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不登校・愛着関係・いじめ・問題行動
非行行動・上の子かわいくない症候群など
こじれた親子関係を修復して
心から笑って会話ができる親子に導く
愛着子育てサポート塩田ひとみ
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