小言ばかり言って育ててしまった上の子の今とは?

こんにちは。

アンガ―マネジメントファシリテーターの4児ママ塩田です。

 

私は小言の多いお母さんでした

完璧な母親になろうと、初めての子供(一番上の子)を育てている時には、肩に力が入った育児をしていたと思います。

 

完璧と言っても、

私自身が完璧な人間ではないのはちゃんと理解しているつもりで、優しく、おおらかに…。

でもダメなものはダメとしっかり伝えていくんだ!!

と意気込んでいたのは事実でした。

ほら、立って食べてはだめよ!

食べながらお話しては行儀がわるいのよ。

小さな子には優しくしてあげなくてはいけないのよ。

ソファーでぴょんぴょん飛び跳ねないで!

家の中は走らないで!

返事は?!

ごめんなさいは?!

 

こんな風に誰でもわかる作法についてのダメ出しも多いけれど、中には個人的な私ルールの「ダメ」も数えきれない程あったので、ここには書ききれません(笑)

 

 

小学校高学年になった上の子の今…

🌟上の子はとても賢い(冷静に物事の先を考えて行動する)子に成長しています。

しかし顔色をうかがう癖がついているので、それでよく考えてから動くようになったのでしょうね💦

まだ成長過程ですので、今の段階の話ですが。

 

長男は4人兄弟の中の一番上ですので、私は下の兄弟のお世話を頼むことがよくあるのですが、しっかりした子なので責任感から、まぁ、とにかく小言が多いのです(笑)

 

まだ小さな弟の態度にしっかりと注意して、案の定いう事を聞いてくれない弟に次の瞬間には怒っているんです。

 

 

…まるで私のようです。

 

 

…そう!それは上の子を通して見えてくる、私自身の姿なのだと思います(;^_^A💦

 

 

視線を外すことなく、見張っている母親。それが私なのです。

息子の姿が、私の姿だと気が付いたのは、ある日の食事の時でした。

下の子がお好み焼きにマヨネーズをかけようとしていました。

まだ小さいのですが、なんでも自分でやりたい年頃です。

上の子は自分の食事をもぐもぐ食べていいればいいのに、じっと下の子の様子を、自分が食べる手を止めてまで見つめているんです。

マヨネーズの出口がお好み焼きについてしまわないかと、固唾を飲んで見張っているのです(笑)

 

すると、思った通り、マヨネーズの出口がお好み焼きについてしまいました。

「汚いよっ!!お好み焼きにつけないでっ!!!」

とすぐさま注意していました。

 

 

私はその様子を見ていて、

「大丈夫だよ、拭けばいいんだからさー。

そんなに何でもかんでも注意しないであげて~。まだ小さいんだからこうやって学習するもんなんだからー。」

 

そう言いながら、ハッとしました。

 

私もこうやって見張ってきたんだ💦

私もこうやって、この子(上の子)をずっと見張って育ててきたと言うことか…。

見なければ、気にならない事も、しっかり見てはすぐに注意していたし、指摘していた。

失敗をする前に口を出して止めていることも確かに沢山あった。

 

見張るとは、注意深く目を配って監視すること。

 

こんな風に見張られていたら、子供はがんじがらめですね((笑))

 

嫌だっただろうな。

この子はいつも、びくびくしていたんだろうな…😢

 

 

✨子供を信じて見守る事ができるようになりたい。

「見張る」は上から目線で、好意的な相手にする行動ではない。

それに比べると、

「見守る」とは無事であるように注意しながら見る事。

愛があるようで無い「見張る」と、愛を感じる「見守る」は似ているようで、大きく違った、、、Σ( ̄ロ ̄lll)

 

 

✨きっとこの子はできるんだから。

✨失敗して学習するんだから。

 

 

って末っ子を育てるときのような心意気で、どーんと構えていればいいんだろうな🍀

見張ると見守るの違いに気づいただけで、大変大きな収穫です✨

 

 

ありがとう、上の子。

 

 

 

ということで、上の子の小言の多いところは、

まずは私が見守り、小言をちょっとづつ減らすことで、変わっていくと思うので頑張ってみます。

 

 

私を見て、子供は学習しています。

子供を通して、私は母になっています。

 

この記事を書いた人

しおたひとみ

育児を通して本当の自分と向き合うことになった30代の母親です。
穏やかな性格だった独身時代には、
自分とは無縁と思っていた「怒り」という感情。
しかし結婚して子供を授かり育てていくうちに、段々と理想と現実のギャップに苦しみ、子供を愛しているのかさえわからなくなっていき精神状態は最悪に。
又育児環境も、両親との同居、4度の転勤など変化の多い中
イライラをコントロールすることができずに悩んでいました。
そんな時テレビで紹介されていたアンガ―マネジメントに出会い、
藁をもつかむ思いで学び始めた事をきっかけに
その後日本ではまだ少ない怒りの専門家としてアンガ―マネジメントを伝えていく為、ファシリテーターの資格を取得。
自分自身も日々イライラコントロールのトレーニング中ではあるけれど、
今はイライラすることはほとんど無く、大好きな子供たちと笑って過ごせるようになりました。

現在男の子3人、女の子1人の母。
お母さん向けのネットショップ運営中。
2016年12月から、地域で子供食堂をはじめました。
「過去の自分と同じような精神状態の、育児中のパパやママをサポートする事・頑張っている子供の身近な相談相手になる事・人と人を繋ぐ事」
をモットーに個人で活動中。