イライラしない人の習慣術:今この場所以外のことを考えない

こんにちは。

アンガ―マネジメントファシリテーターの塩田ひとみです。

今日はアンガ―マネジメント協会の

安藤俊介代表理事の記事を

シェアさせて頂きますね(*^-^*)

 

今回は、なんだかいつもイライラしているというケースについて考えていきましょう。

なんとなくイライラする。なんとなく不安になる。イライラする理由や不安になる理由をはっきりと言葉にして表せない人は多いでしょう。はっきりと言葉にできないから、自分でもどうしてよいのかわからず、なんとなく明るくない日を過ごしたり、酷い場合には仕事、生活全般への活力を失ってしまっている人もいると思います。

このなんとなく気がつくとイライラしているという人の多くは、無意識に過去にこだわっていたり、未来に対する不安に苛まれていたりするケースが多いです。

逆にイライラしない、いつも機嫌よく過ごしている人は、今この場所以外のことを考えていません。過去も未来も今ここには存在しません。ないものを考えても仕方がないことをよく理解しているからです。

一般的に子どもが大人よりストレスが少ないのは大人より余計な不安もなく、過去を振り返らず、未来について余計な心配もせず、今ここを生きいているからです。

私たちは身体は今、この場所にあるにも関わらず、意識だけは過去にも未来にも他の場所にも自由に飛んでいくことができます。身体が今この場所にあるにも関わらず、意識・心が今この場所にないということは、心身が一緒にないということです。このことを聞いただけでも、あまり健康的ではない状態であることが想像つくでしょう。

しかし、「過去のことをくよくよ考えない」「まだ起こっていない未来のことを心配しない」と頭で決めてもなかなか実践することは難しいでしょう。「考えない、考えない、考えない」と思えば思うほど考えてしまうものだからです。

意識だけが現実を離れて過去や未来へ向かってしまっても、身体は今ここに存在しているのでそのことに気付きにくいのです。こうして知らぬ間に心が過去や未来の心配事に侵食されてしまうことが「なんとなくイライラ」の原因なのです。

そもそも自分が過去や未来に囚われていることに気付くことも簡単ではありません。なんとなくイライラしている、なんとなく不調だなと思うときは、自分の意識がからだを離れていることを疑ってみるといいでしょう。視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感を使ってチェックしてみると簡単にわかります。

  • 目の前のものを見えているか?
  • 周りの音は聴こえているか?
  • においを感じているか?
  • 食事の味はしているか?
  • 触れたものの感触を感じるか?

五感が機能しているならば、大丈夫でしょう。意識は身体とともには今ここにあります。しかし、たとえば隣りの席の同僚の呼びかけをスルーしがちであったり、スマホ片手の食事で済ませろくに味わっていなかったりということが続いていたら要注意です。

身体と心を切り離さないようにする習慣を身につけておくと安心です。五感をフルに働かせてもいいですし、イライラを感じたらその場で足踏みして足の裏の感覚に集中してみるのもおすすめです。

今ここに在ることをいつも意識し、心身を健康に保つことが機嫌よく過ごすことにつながります。

安藤俊介公式HPより

http://andoshunsuke.com/essay/1639/

この記事を書いた人

しおたひとみ

育児を通して本当の自分と向き合うことになった30代の母親です。
穏やかな性格だった独身時代には、
自分とは無縁と思っていた「怒り」という感情。
しかし結婚して子供を授かり育てていくうちに、段々と理想と現実のギャップに苦しみ、子供を愛しているのかさえわからなくなっていき精神状態は最悪に。
又育児環境も、両親との同居、4度の転勤など変化の多い中
イライラをコントロールすることができずに悩んでいました。
そんな時テレビで紹介されていたアンガ―マネジメントに出会い、
藁をもつかむ思いで学び始めた事をきっかけに
その後日本ではまだ少ない怒りの専門家としてアンガ―マネジメントを伝えていく為、ファシリテーターの資格を取得。
自分自身も日々イライラコントロールのトレーニング中ではあるけれど、
今はイライラすることはほとんど無く、大好きな子供たちと笑って過ごせるようになりました。

現在男の子3人、女の子1人の母。
お母さん向けのネットショップ運営中。
2016年12月から、地域で子供食堂をはじめました。
「過去の自分と同じような精神状態の、育児中のパパやママをサポートする事・頑張っている子供の身近な相談相手になる事・人と人を繋ぐ事」
をモットーに個人で活動中。