人の言葉に振り回されない為に

こんにちは。

アンガ―マネジメントファシリテーターの塩田ひとみです。

 

今日はアンガーマネジメントを実践する上で、

大きな助けとなる考え方をご紹介します(^^)

 

それは「事実」と「思い込み」を分けて考えてみる事です。

 


私たちは、ママとして、妻として生きている中で、人の言葉に大きく心を振り回されてしまう事が多くあります。

 

例えば、夫に

「手抜き料理ばかり作って、母親失格だなー。」とか

ママ友に

「一人で子供を育てているから、しつけがなっていないわ。子供がかわいそう。」

などと言われたとします。

 

嫌な言われ方ですね。

腹が立つか、逆に落ち込むかのどちらかの反応をしてしまうかもしれませんが

 

私はこの時に「事実」だけを受け止めて、相手の「思い込み」の部分は受け取りません。

 


「手抜き料理ばかり作って、母親失格だなー。」

⇒忙しくて手抜き料理になってしまっているのは事実だとしても、仕事から帰ってからただいまと子供を抱きしめたり、子供をお風呂に入れたり、寝かしつけたりしているママ、出来る事をやっているママは素晴らしいです。それだけで母親失格と言われる筋合いはありません。

 

「一人で子供を育てているから、しつけがなっていないわ。子供がかわいそう。」

一人で子育てをしているので行き届かない部分があったとしても、それはどんな親にでもある事で、子育ての一通過点です。ましてやそれで子供がかわいそうだなんて事はありません。世の中には事情があって親子が一緒にいられないご家庭もあるのです。かわいそうと言う相手基準の「思いこみ」に振り回される必要はありません。

 


 

このような事は、仕事場で怒られたときにも知っておくと助けになります。例えば上司から「遅刻をするなんて社会人失格だ!」と怒られたとします。上司は遅刻をした「事実」と社会人失格という「思い込み」の二つをごちゃ混ぜにして怒っています。こんな時は、遅刻については素直に反省すればよく、社会人失格まで受け入れる必要はありません。「事実」だけを受け止め、「思い込み」は流せるようになれると、怒られた時に必要以上に落ち込むことはありません。

(一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 安藤俊介代表の朝日新聞デジタルより引用)

http://www.asahi.com/and_M/living/SDI2016102812191.html

 

 

このように、普段から何が「思い込み」で何が「事実」なのか、切り分けて考える努力をすることで余計な怒りの感情を持たなくて済むようになりますよ(*^-^*)

 

私自身も人の意見に振り回されずにいられることが多くなりました。参考にしてみて下さい♪

この記事を書いた人

しおたひとみ

育児を通して本当の自分と向き合うことになった30代の母親です。
穏やかな性格だった独身時代には、
自分とは無縁と思っていた「怒り」という感情。
しかし結婚して子供を授かり育てていくうちに、段々と理想と現実のギャップに苦しみ、子供を愛しているのかさえわからなくなっていき精神状態は最悪に。
又育児環境も、両親との同居、4度の転勤など変化の多い中
イライラをコントロールすることができずに悩んでいました。
そんな時テレビで紹介されていたアンガ―マネジメントに出会い、
藁をもつかむ思いで学び始めた事をきっかけに
その後日本ではまだ少ない怒りの専門家としてアンガ―マネジメントを伝えていく為、ファシリテーターの資格を取得。
自分自身も日々イライラコントロールのトレーニング中ではあるけれど、
今はイライラすることはほとんど無く、大好きな子供たちと笑って過ごせるようになりました。

現在男の子3人、女の子1人の母。
お母さん向けのネットショップ運営中。
2016年12月から、地域で子供食堂をはじめました。
「過去の自分と同じような精神状態の、育児中のパパやママをサポートする事・頑張っている子供の身近な相談相手になる事・人と人を繋ぐ事」
をモットーに個人で活動中。