「叱る」と「怒る」は同じ?

こんにちは。

アンガ―マネジメントファシリテータの塩田ひとみです。

 

私の学んでいる一般社団法人日本アンガーマネジメント協会メールマガジンより

代表理事の安藤俊介氏の文章をご覧ください(#^^#)

「叱る」ことについて話しましょう。

一般的には「叱る」と「怒る」は別のこと、と
考えている人が多いように思います。

「叱る」は、相手のことを思って怒ること、
「怒る」は、自分勝手に怒ること、というのが、
おおまかなイメージでしょうか。

でも、私はそうは考えていません。

本書にも書きましたが、「叱る」=「怒る」です。
ついでに言えば、「注意する」も全く一緒の意味です。

本書では、
「叱ること」は「リクエストすること」と
定義をしています。

「今どうして欲しい」「次から何をして欲しい」を
伝えるのが「リクエスト」です。

ところが、多くの人はリクエストなく叱っています。
百歩譲ってリクエストがあったとしても、
そのリクエストはとてもわかりづらく、
相手にとって受け入れ難いものになっています。

例えば、部下が報告を怠たり、問題が起きたとき、
上司が伝えるべきことは以下のどちらでしょうか?

1「次回からすぐに報告をしてほしい」
2「なぜすぐに報告しなかったんだ?」

人情としては2を選びたくなると思いますが、
正解は1です。

1であればリクエストが明確です。
ところが、2は何がリクエストなのかがよくわかりません。

もちろん、「次回からすぐに報告をしてほしい」の後に、
問題解決に向けて伝えることはありますが、
報告をしてこなかったという点について叱るポイントは
単純に「次から報告をすること」です。

気持ちを伝えたり、責任の所在を聞いたりするのは、
もっとずっと後にやることです。

繰り返しますが、「叱る」ということは、
単純に「リクエスト」をして、聞いてもらうこと。

そう思えば、叱ることももっと気持ちを楽にして
できるようになるのではないでしょうか。

 

私自身、「叱る」も「怒る」も同じなんじゃないかなと思っていましたが、

これは「リクエスト」(頼むこと、希望すること、依頼すること、要求すること)

だったんです。

では、そのリクエストを相手に伝える場合、怒鳴る・叩くでは伝える方法として違うのかもしれませんね。

 

  • 気持ちはぶつけるものではなくて、届けるものです。

 

どのようにリクエストしていけばいいのか、一緒に勉強していきましょう(*^-^*)

この記事を書いた人

しおたひとみ

育児を通して本当の自分と向き合うことになった30代の母親です。
穏やかな性格だった独身時代には、
自分とは無縁と思っていた「怒り」という感情。
しかし結婚して子供を授かり育てていくうちに、段々と理想と現実のギャップに苦しみ、子供を愛しているのかさえわからなくなっていき精神状態は最悪に。
又育児環境も、両親との同居、4度の転勤など変化の多い中
イライラをコントロールすることができずに悩んでいました。
そんな時テレビで紹介されていたアンガ―マネジメントに出会い、
藁をもつかむ思いで学び始めた事をきっかけに
その後日本ではまだ少ない怒りの専門家としてアンガ―マネジメントを伝えていく為、ファシリテーターの資格を取得。
自分自身も日々イライラコントロールのトレーニング中ではあるけれど、
今はイライラすることはほとんど無く、大好きな子供たちと笑って過ごせるようになりました。

現在男の子3人、女の子1人の母。
お母さん向けのネットショップ運営中。
2016年12月から、地域で子供食堂をはじめました。
「過去の自分と同じような精神状態の、育児中のパパやママをサポートする事・頑張っている子供の身近な相談相手になる事・人と人を繋ぐ事」
をモットーに個人で活動中。