長男と喧嘩になった時、主人が言った「信用貯金」

以前長男と朝から言い合いをしてしまった時がありました。

ちょっとした出来事から大きな声で言い合うような状態になってしまいました。

極めつけに、長男から言い放たれた

「知らないよ!」

の言葉に、イラっときて激怒してしまいました。

すると長男も、自分の気持ちの真意が伝わらない内に怒られた悔しさで泣きわめきました。

早朝でしたので、まだ寝ていた主人が喧嘩の声を聴いて入ってきてくれました。


主人が息子に

「よし、まず泣き止め。泣き止んでから何があったか説明しろ。泣いている時は感情的になっているから、お前の気持ちは伝わらないんだ。これからの人生、泣きたいくらい悲しいことや悔しいことはたくさんある。だけど、泣いて伝えているうちはまだ子供なんだ。お父さんも仕事で悔しいことはたくさんある。でもその時に泣いて相手に伝えるか?泣かずに伝えんだよ。だって感情的になっている人の話は、相手には届いていないから。お父さんがお母さんに感情的に怒ってしまう時があるけれど、あの時お母さんは聞いていないんだよ。”あぁ、又怒り出したな…”って思って黙っているだけだからね。感情的になっている時、相手には気持ちは届いていないんだ。」

…確かに主人が私に怒ってくるとき、私は聞いていない(笑)

本当にその通りだ。”又小さいことで怒って、それくらい見逃してよ”とか考えながら怒り終わるのを待っている感じだと気が付いた(笑)

なるほど、的を得ている(@ ̄□ ̄@;)

その後、長男は気持ちが落ち着いてから主人に事情を説明しました。

長男「~で、僕が~したのに、お母さんはよく聞かないうちに僕が悪いと決めつけてきた。」

主人「うーん。わかった。それはな、信用貯金がたまっていないんだ。残念だけど、まだお母さんはお前を信用できていないのかもしれないな。多分それは時間と共にたまっていくものだと思うんだ。もしお前とお母さんの間に信用貯金がたまっていたら、お母さんが見ていなかった間に起こった出来事を、〇〇(長男)が悪いと決めつけたりしないんじゃないかな。お父さんとお母さんの間だったら、もし何か出来事が起こった時でも、事情を聴けば”あなたがそうした気持ちは理解できる”とすぐに想像できて、頭ごなしに怒らないんじゃないかな。お母さんはお前を愛しているけれど、お前と過ごした時間はまだまだ短いから、お前の本当の気持ちや、行動のポイントがお母さんにもまだわからないんじゃないかな。」

と話してくれていました。

息子の事も私の事も責めることなく、心をほぐしているのがすごいと思いました。


気持ちを受け止めてもらって、全く違う方向から考えさせてくれた主人の言葉に、長男は少しずつ冷静に理解していったように見えました。

それを見て私は、

少し離れた場所から考えてみる事はとても大切なんだな。と自分自身とても反省し、

子供をもう少し信用できるように、これから日々「信用貯金」をためていこうと思ったのでした。

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