3才になる弟が、小学生の兄にちょっとからかわれて、
泣きついてきました。
兄はそんなに悪気はなくて、遊びの延長で
楽しいと思っていたみたいです。
でも弟は気に入らなかったようで、私に
「お母さん、お兄ちゃんを怒って!」と言いつけに来ました。
あまり干渉しすぎないように兄弟げんかに対しては
ある程度、距離を置いて接する努力をしている私は
「はいはい、お兄ちゃん、弟の嫌がることはやめようねー」
と言ってさらっと流していたところ、
弟がいきなり硬いトミカのミニカーで、兄のおでこ横をたたきました!
「ぎゃーーーーーーー!」
よっぽど痛かったのか、頭から血が出たのかと思うくらいの「ぎゃー!」という叫び声に、
私は一瞬で、カーッと頭に血が上りそうになりました。
ここでよくありがちなパターンとしては、
「驚きΣ(・□・;)」「大変!!」「なんてことしたの!?」の気持ちが
「怒り」に変わって
ケガをさせた弟に対して、バシッと手が出る。という形ではないでしょうか…。
アンガ―マネジメントを学ぶ皆さん、
さぁ、ここは踏ん張りどころですっ!
まず注意することは、
「ぎゃー!」と泣き叫ぶその声に心を持っていかれてはいけないという事です。
泣き叫び動き回る子供を止めて、まず傷を見てあげます。
切れているか、血が出ていないか、血が出ていたら止血しなければなりませんね。
優先順位は、ケガの状態を見て手当をすることです。
※もし血が出ていても動揺してはいけません。赤い色はショックな色ですが
” 落ち着いて、落ち着いて ”と心で唱えながら対処します。
頭は傷の大きさ以上に血が出てくる場所なので、動揺しないで、落ち着いて。
今回は血はでていませんでした。
ではケガをした子供の方を落ち着かせます。
「大丈夫、大丈夫!痛くてびっくりしたんだよね?」
など、相手の気持ちを代わりに言って落ち着かせてあげましょう。
その次に、
叩いてしまった弟の方も事の重大さに気づき大泣きしていましたので、諭します。
この時大事なのは、
✖「何てことしてんのあんたは!!こんなことする子はお母さん大嫌い!あっちに行ってなさい!」
のような、
ひどい事をした子供の人格を否定するのではなく、
○「お兄ちゃんにからかわれて嫌だったのはわかるよ。でもこんな硬いもので叩いちゃいけないでしょ!」
○「叩いたり、殴ったりしては絶対にダメなんだよ!!」
と、やってしまった行動をきつくしかる事が大事です。
人格を否定されると、どんなに小さな子供でもとても辛いものなのです。
出来事をしかった後は、未来を考えましょう。
○「今度からはやめようね。」「次から気を付けよう。」
これを子供が落ち着くまで繰り返しましょう。
叩いた事、ケガをさせてしまったことに対して子供自身はもう十分傷付いています。
それ以上傷付けないように、
「びっくり」を「怒り」に変えないで、落ち着いて伝えればいいのですよ(^^)
気持ちはぶつける物ではなくて、届けるものです(*´▽`*)
大丈夫、大丈夫。