ご飯を食べてくれない子供に激怒してしまった

こんにちは。

アンガ―マネジメントファシリテーターの塩田です。

もう5年ほど前の事です。

長男が5才、次男は3才だった頃のことです。

旦那さんの親と同居していた私。

その日は丁度、義の両親も、主人もいなくて、私と子供2人でのお昼ごはんでした。

オムライスを作ったと思うのですが、作っている最中は、

料理を邪魔されたくないので、テレビを見せていました。

オムライスが出来て3人で一緒に食べ始めました。

普段は、義理の父が厳しいのでテレビはつけないで食事をするのですが、

その日私は、義理の両親のいない解放感からテレビを付けながら食事を始めてしまいました。

すると、子供達はテレビが気になって顔を横に向けたまま食べ始めました。

最初は気にならなかったのですが、

段々と、イライラしてきます。

私「テレビを見ないで食べなさい」

「おいしいご飯が冷めちゃうよ」

「横を向いていたら、ご飯をこぼすでしょ!」

「ほら、こぼしたじゃない!!」

言っても言っても、テレビが気になってご飯が食べられない息子たち。

私はどんどん腹が立ってきます。

” せっかく上手に作れたオムライスなのに ”

” せっかく母と子の水入らずで気楽に楽しくご飯をたべられるのに ”

” こんな時くらい楽しくご飯を食べたいのに! ”

頭の中でこんな気持ちが湧き出してきました。

…やばい、腹立つ。

『いい加減にしてよ!何回言ったらわかるの!!!』

その言葉と同時に、私は子供の腕をつかんで、引っ張っていました。

びっくりする息子たち。

それでも私の気持ちは収まりません。

バンっとテーブルを叩き、これでもかっという大きな声で

「なんでいう事を聞かないの!?なんで一度でわからないの!!」

自分の大きな声のせいで、更に怒りがこみ上げていました。

自分の怒りの表現が、更に自分の怒りを増殖させています。

怒る母親の顔をみて怖がる子供たち。

その顔を見て、はっとして

次の瞬間には涙があふれだしました。

「私何やってるんだろう!」

私は、リビングを飛び出して隣の部屋に籠り泣きました。

息子たちは、突然お母さんがいなくなったと思って

「おかあさーん、おかあさーん、ごめんね、もうしないから」

と泣きながら家や家の外を探し始めました。

その声が聞こえているのに、私は部屋から出ていけなかった。

不安にさせてしまったのに、ここにいるよって出て行くことができなかった。

自分の気持ちが落ち着いてからやっと子供たちのところに行けた私ですが、

今でもあの日の事を思い出すと、辛くなります。

当時はまだアンガーマネジメントと出会っていなかったのですが、

アンガ―マネジメント的にいうと、

私の心の中は、

日々の同居での気疲れ、いいお母さんにならなきゃ、

いいお嫁さんにならなきゃ、ちゃんとご飯を作らなきゃ、

でも無理している、疲れた、不安だ、

自分の時間が欲しい、誰かに頼りたい、悲しい…

に完全に埋め尽くされていました。

心のコップはこれ以上何も入らない状態だったと思われます。

↑当時の私には、全て自分には変えられない思いだったので、

ただ一つ思い通りになると思っていたはずの子供が、

思い通りにならなかったことで「怒り」になり爆発したのだと思いました。

自分の気持ちをよく見つめて、慰めてあげることできていれば、

このような嫌な出来事にはならなかったでしょう。

悲しい、むなしい、気楽な時間を子供と楽しく過ごしたい。

そう思う自分の素直な気持ちに気が付けば、

ちゃんとしたご飯なんて作らずに、

おにぎりだけで、子供とテレビを見ながら笑って食べればよかったんです(;_:)

ちゃんとしたお母さんをしない自分を許してあげられれば良かっただけ(^^)

今だからわかる事を同じようなママに伝えていきたい

人は変われます!

そして、

気持ちはぶつけるものじゃなくて、届けるものです。

今日も一日頑張りましょう(*´▽`*)

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